今月は、
「自社株の贈与をお考えであれば、なるべく、今年中に」という話です。

非上場株式の評価方法には、大きく2つの方法があります。
ひとつは、純資産価額方式。もうひとつは、類似業種比準価額方式です。
両者の折衷方式というのもありますが、どの方法で評価するかは、
会社の規模等によって変わってきます。
ここまでは一般的な話ですので、良いとして、問題はここからです。

昨年の今頃に比して、日経平均株価は約1.5倍。
これに伴い、類似業種比準価額方式で計算する株価が上昇しています。
かなり乱暴な説明ですが、自社の業績は変わらないにも係わらず、
日経平均株価が上昇すると自社株の評価額は上がってしまうのです。
市場が15,000円程度で推移していくと仮定すると、
来年は間違いなく、類似業種比準価額方式で計算する株価は上昇してしまいます。

このまま行くと話が長くなるので、詳しい説明は飛ばしますが、
自社株の贈与、譲渡等は今年中がお勧めです。

ご興味のある方は、弊社まで。

長野税理士法人 野路美徳