今日は、包括論、具体論、本質論の話。

こんな仕事をさせて頂いていると、いろいろな質問を頂戴します。

行動、あるいは、実践をされている方の質問は具体的です。

直面している課題が実践しているところからくるから

質問もかなり具体的になるのだと思います。

一方、実践がない頭でっかちの人の質問は、一般的に抽象的・包括的です。

テレビで評論家の人たちがやりがちな、あれです。

したがって、そこから具体論になってくると弱い。

経営は、具体論です。

しかも、相手をするのが生身の人間なので、

経営の本に書いてあるようなことをそのまま実践しても

なかなかうまくいきません。

平たくいうと、かなりややこしい。

ただ、こうしたことをあきらめずに実践されていくと、

いわゆるノウハウのようなものが蓄積されていき、どこかの時点で、

「あ、なんだ、あれと同じだ。」と言うような本質論に行きつきます。

本質論は表面的な言葉だけ捉えると包括論と似ていますが、

そこにいたるプロセスが全く違います。

「為せば成る、(以下省略)  、成らぬは人の為さぬなりけり。」

といった言葉も、具体的実践を積み上げた上での本質論でしょうし、

そうであるが故に、重みがあります。

包括論と本質論、表面的には似てますが、重みが違いますね。

また、わかったようなことを書きました。

お許しください。

長野税理士法人

野路美徳