3年くらい前でしょうか。

あるセミナーに出ていた時、その講師の方が言っていたこと。

「テクノロジーの進化だけで生産性は少なくとも3%程度は上昇している。」

嘘か本当か検証はしていませんが、日本では毎年そんなことが起きているそうです。

仮にこの話が正しいとします。

また、生産性の向上は、GDPの伸び率と相関関係があるとします。

(本当は、違うのだと思いますが・・・、)

しかし、実質GDPの伸び率は確か1%に満たない水準。

「あれっ?」と思います。

ついこの間、ある金融機関の勉強会で、テクノロジーの進化がもたらす近未来

みたいな話を動画付きで拝聴しました。

画像がついていることもあり、テクノロジーの進化と生産性アップというのは

妙に腹落ちしたのですが、それを見てなおさら「あれっ?」と思うわけです。

多分、合ってはいないのだと思いますが、テクノロジーの進化3%の相殺要素は

人間なのかなというのが自分の「あれっ?」の仮説です。

人間のスペックはそれほど、上がらないはずです。

技術の進化に人がついていけてないのではないでしょうか?

内閣府が、「Society5.0」という構想を掲げているそうです。

多分、こういう社会が来るのではないかと思いますが、

テクノロジー進化と人間進化のギャップは、ますます進むのではないでしょうか?

暑いので、理詰めの話ではなく、ぼんやりした右脳的な話でした。

猛暑。

是非、ご自愛ください。

長野税理士法人

野路美徳