今月も宜しくお願いします。

今月は、累計納税額No1の斉藤ひとりさんの言葉から引用します。
多分、部下をもつ人には、お役に立つと思います。
長文ですが、お付き合いください。

「人から愛される人」をじーっと観察していると、あることに気が付きます。
それは・・・、「話す言葉が魅力的なこと」。
愛される人は、愛される言葉を使っている。
このことにつきると、一人さんは思うのです。
では、「魅力的な言葉」とは、どんな言葉をいうのでしょうか?
ちょっと具体的にあげてみましょう。

◎愛のある、明るい言葉
◎聞いていて、自分も相手も、うれしくなっちゃうような言葉
◎さりげないんだけど、思いやりがこもった言葉
◎思わず「ふふふ・・・」とふきだしちゃうような、ユーモアのある言葉
◎この言葉を聞くと、「よし、やるぞ!」と、やる気が満ちてくるような言葉
◎押しつけがましかったり、上から目線でなくて、さわやかで心地のいい言葉

こんなふうな言葉をしゃべっている人って、すごく魅力的ですよね。
「魅力的な言葉」が使えると、非常に便利なものです。
何かトラブルやピンチにあったときも、たったひと言で、切り抜けることができます。
例えば、こんな話があります。
昔、ある武将が、自分の殿さまの悪口を、ちょっと仲間に話したことがありました。
その話が、回りまわって、殿さまの耳に入ってしまいました。
「オマエ、最近、オレの悪口を言っているらしいけど、どういうわけだ?」
殿さまはかなり怒っていました。
武将は、こう言いました。
「私は、殿さまの悪口を言ったのではありません。ちょっと泣き言を言ったのです。
昔は一緒に酒を飲んだり、野山をかけまわったりしていたのに、最近はひとつも声がかからないではありませんか。私も人間ですから、寂しくもなります。
時々でいいですから、ひと声、おかけください。それだけで、幸せでございますから」。
そう言われた殿さまは、こう言ったそうです。
「そうか・・・、オレが悪かったな。これからは気をつけるよ」。
この話のポイントが、わかりますか?
緊迫した雰囲気の中でも、ちょっと機転のきいたことを言うだけで、その場の雰囲気がふっとなごむことがあります。
魅力的な言葉を話せる人は、それだけでツキを持っている。
まさに「言い方上手」は「生き方上手」だといえるでしょう。
言葉というのは、その気になれば、誰もがタダ(ゼロ円)で変えることができるものです。また、言葉を魅力的にすると、とたんに運勢が良くなります。
ですが、多くの人は、「言葉なんかで運勢が変わったら、警察いらない」とか、「口が悪いのが私の個性なんだから、放っておいて」とか言って、開き直ったりします。
そして、いつも人とトラブルを起こして、苦しい人間関係の修行を、永遠に続けることになります。結果として、「素直に魅力的な言葉を学ぶ人」と、どんどん差がついてしまうのです。

長野税理士法人
野路 美徳