特別な理由は無いのですが、サボっていたブログ再開。

流石にあきれる。

何がというと、昨日の会見。

いわゆる事業再生というような仕事を割としています。

事業再生とは簡単に言えば、会社を切ったり貼ったりして、なんとか存在価値がある会社に組み直していくこと。

当然、その過程では関係するいろんな方々の協力を貰い、かつ、迷惑をかけながら、進めていきます。

特に、たくさんお金を貸し込んでしまっている人たちのそろばん勘定が中心になってくるわけですが、人の本音、思惑、人情、義理、建前、立場等が入り混じった味わい深い世界が展開されます。

いずれにしても、間違いなく言えるのは、残してもらえる会社だけが再生できるということ。

そんなシャバの実態からすると、全く、理解不能なのが昨日の東電新社長の会見内容。

乱暴な話ですが、こんな会社は再生価値がないので、一度つぶし、電力会社と配電会社に分けた上で、事業意欲と経営能力がある会社に買い取ってもらうというのが一般的な再生スキームではないかと考えます。

7月には、1兆円の税金投入の後、国有化される予定とのこと。

その上、値上げ。

また、みんなの資産がどぶに捨てられるのか?