今日は、事業承継の話です。

昔は事業承継というと、ほぼ、親族承継でした。

つまり、「親の事業を子供が継ぐ」というのが一般的でした。

しかし、今は様変わり。

つい先日、家に帰って何となくテレビを見ていたら、

普通のサラリーマンの人たちがネットで会社を買っている

というのがやってました(クローズアップ現代:NHK)。

確かに、「価値ある事業」つまり、承継されるべき事業であれば、

継続すべきですし、それを、やる気とある程度の腕のある人が続けていくのは

とても良いことだと思います。

ただ、ここで重要なのは、「価値ある事業」であることの判断。

誰が見ても「価値ある事業」である場合は何の問題もないのですが、

勝手に自分たちの事業にあまり価値がないと思っている場合は問題です。

何を言っているかというと、現事業者の方たちにその認識がない

ということが、往々にしてあるということです。

長野に限らず地方都市は、後継者難です。

加えて、自主廃業される方たちも決して少なくありません。

このままでは、町の継続が・・・、

「価値ある事業」か否かは、周りが決めることです。

決めつけずに、価値を測ってもらうのも有りではないでしょうか?

長野税理士法人

野路美徳