肩書きは、有り難い。

こんな人間でも、「先生」と呼んでもらえる。

しかし、先生という言葉は、要注意。

呼ばれている方は、へたすると自分を先生だと思ってしまう可能性がある。

事実、勘違いをしている人も相当数いると思う。

「先生!」、「せんせ?」、「せん、せい!」、(表現が難しい・・・)

特に、こんな呼ばれ方は、警戒警報ものだ。

中国で「先生」と言えば、男子に対する「?さん」とのこと。

日本での使われ方も、ある特定の立場にある人たちに対し、「?さん」の意味で使っているに過ぎないのが実態でしょう、たぶん。

「先生」と呼んどくと、とりあえず無難で便利だし・・・。

逆に言えば、本当の「先生」はあまり使われないのではないでしょうか?

話はまったく変わりますが、信大の法科大学院というところで非常勤講師をやらせてもらっています。

そこで租税法なるものを教えていますが、受講生たちは自分のことを「先生」と呼びます。

多分、本当の意味での「先生」なんだと思います。

重責ですね・・・。