独立自尊
「心身の独立を全うし、自らのその身を尊重して、
人たるの品位を辱めざるもの、之を独立自尊の人と云う」

一万円札の福沢諭吉さんのお言葉です。
簡単に言うと、
「自他の尊厳を守り、何事も自分の判断・責任のもとに行う」ことを
独立自尊というそうです。
ポイントは、「自他の尊厳を守り」ということでしょうか。

この独立自尊を実現すべく、用意されたものが、
「学問のすすめ」
今年は、その初編が書かれてから150年目にあたるそうです。

あくまで、自分の見立てなので、そんなことはないのかもしれませんが、
今日日、独立自尊の人をなかなか見ません。
福沢諭吉さんが仰るように、独立自尊の人を増やすことが、
世を良くする近道であると自分も思います。

明治初期という特別な時代背景をもった書物ではありますが、
時代を通り越した普遍性を持った書物でもあると思います。
独立自尊という言葉が琴線に触れる方は、
「学問のすすめ」 、改めてご一読を。
読みやすいという意味で、PHPから出ている現代語版が
自分はお勧めです。

ありがとうございます。

長野税理士法人
野路美徳