やっていることは変わらない。
社員数もほぼ同じ。
そして、売上も前年と変わらない。むしろ、少し微増。
だけど、今期は赤字。
または、赤字にはならずとも、利益は大幅に減少。

こういう会社(中小企業)が増えてきているような気がします。
大きな要因は、
材料費等の変動費率の上昇と光熱費等の固定費の増加。

この二つが同時に起きると、PLは一気に悪化します。
変動費率を上昇させないように、売価を変えられれば
まだよいのですが、ダブルはきつい・・・、

アメリカを中心として、世界がインフレモード。
加えて、円安。
原材料を輸入に頼る日本としては、
「インフレによる単価(ドルベース)の上昇×円安率(25%程度か)」
という現地価格の上昇以上の影響

平成というデフレの沼にどっぷりとはまってしまったためか、
頭では理解できても、体で、理解と行動ができない経営者の方が
少なくないような気がします。

売価を上げるというは、確かに怖いです。
しかし、早くに手を打つ必要がある気がしてなりません。
今回の資材高騰は一時的なものではないはずなので・・・、

 

長野税理士法人
野路美徳