去年の同時期に下記を書きました。
「日本が30年近く忘れている、インフレ。
いよいよやってくるのでしょうか?
先日、あるエコノミストのお話を拝聴する機会をもらいました。
そのなかで、アメリカやヨーロッパの主要国では、低成長ながらも
そこそこのインフレがあったと聞きました。
先月、ここで、大江千里さんの話を書きましたが、
累積的なインフレの結果が、彼の話で総括されている
のかもしれません。
確かに、3年位前に飛行機でフラフラしていた頃の記憶を
ひっくり返しても、海外主要都市の物価は高いなという
印象を自分でも持っていました。
コロナ慣れ?した世界経済を背景に、
原油価格の上昇、世界物流の停滞、アメリカの金利上昇、円安、
そして、じゃぶじゃぶの金融政策 等。
これらの要素が一気につながれば、デフレ慣れした
日本にもいよいよインフレが来るのかもしれません。
自分の言っていることなので、当たりはしないと思いますが、
お金の価値がモノに負ける事態になる前に、
ある程度の資金シフトは必要かもしれません・・・、
そして、もしそうなれば、B/Sをちゃんと見れる能力が
ますます必要になってきますね。」
そして、今朝の大手銀行が住宅ローン金利を上げるというニュース。
日本政府の巨額な累積債務を考えると、アメリカなみの金融政策はとれない
でしょうが、どこかで金利を上げざるを得ない。
そうなると・・・、
これ以上の評論家っぽいぐだぐだした話は控えますが、
インフレとそれを前提とした経営。
それぞれの方たちの本当の手腕が試されるのでしょうか?
長野税理士法人
野路美徳