この手の話は安易に踏み込んではいけませんが、
今日は、EUネタです。
主要国であるイギリスが結果、離脱ということになりました。
しかもわずか3ポイント程度の差で。
この程度の差で重大な判断がされてしまって良いのか?
他の決定方法はないのか?
民主主義制度の限界論もささやかれていますが、それは置いておいて・・・
自分が最近感じることは、
国家という軸
民族という軸
宗教という軸
経済という軸
これらが複雑に絡み合い、単純軸では答えが出せない世の中に
なっているのではということです。
日本は単一民族、島国ゆえ、構造が比較的シンプルなので
経済という軸でものごとを進めていけば大きな間違いが発生しにくい。
これが地続きの大陸の場合、どこからが領土(国家)なのかの争いがあり、
ひとつの国家のなかに多数の民族が存在し、そして、民族を超えて
一神教を前提とした異なる宗教があり、さらに、こういった要素
全てを包含したかたちで経済(貧富の差)問題が発生していく。
人の移動の自由がそれほど無かったころは、
国家と民族、そして、宗教がほぼ同一円の中で考えることができました。
それゆえ、経済格差は国家間の差で収まっていたのかもしれません。
今回、イギリスの報道を見聞きしながら、何が論点なのかを自分なりに考えて
いました。勿論、素人ですし、イギリスに住んでいるわけでもないし、
誰からも考えてみろといわれたわけでもありません。
ただ、思うのは、民族と経済という軸を中心とし、そこに、宗教という軸を
斜めに刺しながら、国家が分断されていくのではないかと空想しています。
そして、その先には大きな対立と新しいやり方(制度)が創造されるのかも
しれません。
長野税理士法人
野路美徳