昨日ある人の勧めで、黒澤明さんの「生きものの記録」(1955年作品)を見た。
正直、「ようわからん!」というのが率直な感想。
「七人の侍」の直後の作品(つまり絶頂期)にもかかわらず、
興行成績は彼の作品中、最低らしい。
そこに興味をもったのと、第五福竜丸の被爆事件直後の作品だということで
レンタルビデオ屋さんに走りました。
本当に、「ようわからん!」のですが、自分なりに感じたのは
創業オーナー経営者の悲哀でした。
設定は非現実的かもしれませんが、自分の知る限り、こういう方は結構います。
(三船敏郎が演ずる中島喜一という人物です。)
いろいろなことを常に考え、自分の責任でそれを実行する。
しかし、周りの人たちにはあまり理解されない。
恐らく、想いが強すぎるため、
シャバでは受け入れられないということなのだと思います。
ですが、そんなパワー溢れる「生きもの」は素敵です。
そして、そんな「生きもの」とお付き合いができることに感謝。