もう年末ですね。
少々、ノスタルジックな気持ちになっているせいか、
内容のない回顧録に少々お付き合いください。

もう15年以上も前のことだと思いますが、
司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」に凝っていたことがありました。
秋山兄弟に非常に興味を持ち、松山の生家に行ってみたり、旅順に行ってみたり、
子規庵に行ってみたりと、今思うと変なことをしていました。
そんな、奇行のひとつで、横須賀に保存されている戦艦三笠を
見に行ったことがありました。
ご覧になったことがある人もいると思いますが、
戦艦というには、あまりに小さな船です。
もっとも当時としては、巨大かつ最先端の船だったのだと思いますが、
よくこんなもので、あの、バルチック艦隊に対峙したものだと、
東郷平八郎さん、秋山真之さんが立ったと言われる場所に立ち、
感慨にふけりました。
一方で、三笠をはじめ莫大な物的・人的資源が、新しい日本を創るという
ものに投入されたのかを想像させる建造物でもありました。

戦争という切り口なので、良いことではないんだと思いますが、
明治という時代の「強烈な選択と集中」。
「選択と集中」という観点だけで捉えれば、
こういう考えが今の日本には必要なのかもしれませんね。

追伸
今年も本当に多くの方に、お世話になりました。
少し早いですが、この場を借り、改めて、御礼申し上げます。
では、また来年。

長野税理士法人
野路美徳