まだ会計士の試験勉強をしていたころ、

こんなことを教わりました。

それは、「G→W→G´」

当時、財務諸表論の先生は「ゲー、ヴェー、ゲーダッシュ」

と言っていました。(ベー、エム、ヴェーみたいなものです。)

まあ、読み方はどうでもよくて、

会計は突き詰めると「お金→もの→増加したお金」を

表しているだけだということを先生は教えてくれました。

わかりやすい例を一つあげると

「お金→商品→売上代金」みたいな流れです。

ここにサイトのズレが出るので、運転資金が必要になるわけですが、

その話をしたいのではなく、こういう見方をすると少し冷静にお金と

かかわれるのではないかと思い、こんな話を持ち出してみました。

人間、お金に関わることは大抵、感情的になります。

わかりやすい例は、好き、嫌いです。

好きなものには、お金を使うし、嫌いなものには、お金を使いません。

よく見ていると冷静な判断が必要な会社の投資でも、好き嫌いで投資が

されています。(本当です。特に人材投資は・・・、)

もちろん、事業に、好き嫌い、夢やロマンを入れることは大切ですが、

結果を出している、つまり利益を出している方は、お金の動かし方には

あまり感情を入れていないように思います。

投資もモノを視覚的に捉えず、お金がモノに変わっただけというような

捉え方をしているように思います。

つまり、冒頭の話からすると、「G´」になるためのプロセスに過ぎない

というような冷静さでしょうか。

久しぶりのわかった風の話、ご容赦ください。

でも、やっていませんか?

「G´」を意識しない、安い、高い。

長野税理士法人

野路美徳