今回は、金融庁の話です。
いわゆる「金融検査マニュアル」によって、
これまで、ガチガチの監督下に各金融機関が置かれてきたことは
多くの方が知るところです。
ところが、今年の6月に
「金融検査・監督の考え方と進め方(検査・監督基本方針)」
というものが発表され、今後は大きな方針転換が行われそうです。
象徴的な言葉は、
「形式・過去・部分」から「実質・未来・全体」へ
これだけ聞くと「なんのこっちゃ」という感じだと思うのですが、
要は、
「形式的な検査はやめて実質を重視。
そして、過去のことをとやかく言うのではなく、これからの経営姿勢を問い、
重箱の隅をつつくのではなく、全体を俯瞰するような証方法に変えていきます。」
ということのようです。
結果として、「金融検査マニュアル」も今年を最後に廃止になるそうです。
本当に、こんな大きな転換(現場で)ができるのか、個人的には疑問ですが、
皆さんの会社の金融環境に直接影響の出る話ですし、
読み物としても割と面白いので、是非、ご一読を。
金融庁のHPに行けば、最初のページの上の方にアイコンがあります。
長野税理士法人
野路美徳