半年程前にインフレのことを書きました。
日本でも少しづつ物価上昇の影響が出てきていますが、
アメリカでの消費者物価の上昇はかなりのものようです。
これに対する対応策としてFRBは政策金利を引き上げ、
日米金利差がさらに拡大しました。
こうなると理論上は、円安が進むわけですが、
最近は、少し前よりも円高基調。
はてな?と思いグーグルさんを頼ってみました。
合っているかどうかは分かりませんが、一説では、
目先の金利差拡大ではなく、来年以降のアメリカの
景気減速と政策金利の引き下げを、既にマーケットが
織り込んでいるというのがその理由みたいです。
全く違う切り口ですが、
数日前のNHKで、新興国の通貨安(対米ドル)がもたらす
潜在的世界経済危機というようなニュースも見ました。
「マクロをあまり意識しないで、ミクロにこだわる」というのが
中小企業の基本戦略だとは思いますが、
中国の不動産市況の低迷も含め、
年後半は、少し身をかがめている方が良いですかね?
長野税理士法人
野路美徳